LIGHT TANK
軽戦車一覧
‐ 陸上部隊の攻撃を行う車輌 ‐

軽戦闘車
WEAPONS MANUAL 006
 

PT-76 軽戦闘車 [露、東]
 ロシア軍の偵察用軽戦車で、浮航能力を有し、軟弱地での行動にも優れる。浮力を得るため車体は大柄で、反面装甲厚は薄い。武装は車体上の小砲塔に76mm砲を装備しているが、対戦車というよりは火力支援用だ。攻撃力、防御力ともに貧弱だが、特殊な機動性を生かしてベトナム戦争でメコンの湿地帯で活躍した。1950年代半ばに部隊配備が始められ、その後世界各国に輸出された。

M901 軽戦闘車 [米、イ]
 M901はM113装甲兵員輸送車の車体を利用して、TOW対戦車ミサイルを搭載した戦車駆逐車輌で、1978年に就役した。ミサイルにはTOWを採用、車体上に連装の軽装甲箱型発射機を装備。TOWは射程約4kmの有線誘導ミサイルで、誘導は半自動指令照準線方式。射手は照準線を目標に合わせるだけでいい。軽装甲でもあり、物陰に隠れてミサイルを撃つのが基本戦法である。

60式自走無反動砲 軽戦闘車 [日]
 1960年に制式化された陸上自衛隊開発の小型戦車駆逐車輌。小型の装軌車体に106mm無反動砲を連装している。砲架は限定旋回式、上下可動で、車体を茂みに隠して砲だけを覗かして射撃できる。現在では威力、射程ともに小さすぎ、敵主力戦車に有効な打撃を与えるのは難しいが、所在を隠蔽し、近距離から敵の弱点を突けばそれなりの活躍ができる。

62式自軽戦車 軽戦闘車 [中]
 中国が独自に開発した85mm砲を装備する軽戦車で、59式戦車を全体的にスケールダウンしたような外見をしているが、装甲は薄く、かなり軽量化されている。本国以外に7カ国で採用されている。

ヤグアル2 軽戦闘車 [独、欧]
 ヤグアル2は旧西ドイツが開発した戦車駆逐車。1950年代末に開発された駆逐戦車ヤークト・パンツアー・カノーネが原型で、1980年代に改造された。TOWミサイルを主武装とした対戦車ミサイル車輌で、装甲戦闘室上にTOWランチャーを剥き出しで装備している。もともと同じ車体を使用してHOT対戦車ミサイルを搭載したヤグアル1という車輌もある。

FV101 スコーピオン 軽戦闘車 [英、小]
 イギリスが開発した小型の偵察戦車で、この種の車輌では世界一小さい部類に入る。量産1号車は1969年に完成した。軽量化のために車体、砲塔ともにアルミが使用されており、浮航能力を持つ。被空輸性も備えているが、サイズが小さいのは当時の輸送機に合わせたためである。武装は砲塔に76mm砲を装備しており、火力支援と限定的な対戦車能力を持つ。

M8 軽戦闘車 [米]
 アメリカ軍の緊急展開部隊で使用するために、空輸性を考えて作られた新型軽戦車。軽量小型化が設計の主眼で、重量のかさ張る装甲板は基本装甲だけで、必要に応じて増加装甲ユニットが取り付けられる。武装には105mm低反動砲を搭載、射撃指揮装置にはM1並の強力なものを装備している。空輸だけでなく、空中投下も可能で、火力の弱い緊急展開部隊の貴重な戦力だ。

B1 センタウロ 軽戦闘車 [伊]
 イタリアが開発した大型装輪装甲車で、戦車並の強力な武装を装備しているのが特徴。偵察部隊の火力支援、対戦車戦闘、コンボイの護衛や警備等広範囲な任務に使用可能。路上行動では最高速度105kmを発揮、8輪駆動、6輪操舵で路外行動能力も高い。武装は105mm砲を装備していて、レオパルド1やM60と同じ能力を持つ。ただし軽量で装甲防御力が劣るのが唯一の弱点。

 

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