ATTACK HELICOPTER
攻撃ヘリ一覧
‐ 地上部隊やヘリの攻撃を主任務とするヘリ ‐

攻撃ヘリ / 偵察ヘリ
WEAPONS MANUAL 004
 

AH-1 ヒューイコブラ 攻撃ヘリ [米、イ]
 ベトナム戦争でアメリカ軍が輸送ヘリコプターを護衛するために開発した高速武装ヘリコプター。現在の攻撃ヘリの草分け。軽輸送ヘリコプターUH-1を原型とし、エンジン、動力伝達機構を流用している。高速性能を発揮するため、機体は絞り込まれた細長い断面形をしている。20mmガトリング砲を装備、また胴体左右の小翼に対戦車ミサイル、対地ロケット弾等を搭載する。

AH-1S コブラ 攻撃ヘリ [日]
 陸上自衛隊は対戦車能力を強化するため、対戦車ヘリコプターの導入を決め、アメリカ製のAH-1Sが採用された。導入は昭和52年から始まり、昭和59年からライセンス生産も行なわれている。本機はAH-1シリーズのアメリカ陸軍により改良型で、とくに対戦車能力が強化されている。現在陸上自衛隊では、各方面隊毎に対戦車ヘリコプター部隊の編成を行なっている。

PAH-1 攻撃ヘリ [独、欧]
 ドイツ軍の対戦車ヘリコプター。小型汎用ヘリコプターMBB BO105に所定の改造を施して軍用としたもの。ドイツ軍はBO105を連絡観測機として100機、対戦車攻撃機(PAH-1)として212機採用している。PAH-1は原型に航法装置を追加し、機体側面にアウトリガーを取り付けてそこに6発のHOT対戦車ミサイルを装備している。

PAH-2 ティーガー(タイガー) 攻撃ヘリ [欧]
 フランスとドイツの共同開発した新型攻撃ヘリコプター。生産型は3種類のバリエーションで、ドイツが対戦車型のPAH-2、フランスが対戦車型のHACとスカウト・支援型のHAPを生産する。AH-1と同規模の機体で、武装は対戦車ミサイル、対空ミサイル、ロケット弾などを装備可能。HAPは機首に30mm機関砲を固定装備する。

攻撃リンクス AH.7 攻撃ヘリ [英、欧、小]
 イギリスとフランスが1970年代に共同開発した中型の多用途ヘリコプター・リンクスの対地、対戦車攻撃型。キャビン左右にアームを装備し、対戦車ミサイル、ロケット弾、20mm機関砲、機関銃ポッドなどの搭載が可能。対戦車ミサイルはTOWの他にヘルファイヤも発射可能で、簡易攻撃型だが、本格攻撃ヘリコプターに劣らない攻撃力を発揮可能となっている。

SA-342 ガゼル 攻撃ヘリ [仏、輸]
 フランス・アエロスパシアル社が開発した小型汎用ヘリコプター。尾部ローターにフェネストロンといわれるダクテッドファンを採用しているのが特徴。原型は60年代に開発されたSA340。連絡、軽運送、救難に加えて軽攻撃機として使用可能。フランス軍が採用した最新型の342MではHOT対戦車ミサイル4基を搭載し、本格攻撃ヘリコプターに迫る。

Ka-50 ホーカム 攻撃ヘリ [露]
 ロシアの開発した、最新鋭の攻撃ヘリコプター。複座が一般的な攻撃ヘリコプターの中で唯一単座となっている。二重反転ローターを装備して、コンパクトでスマートにまとめられている。2機がペアを組み1機が攻撃というおもしろい用法をとる。機動性が高く対空戦闘も可能。防御力も考慮されており、コクピットまわりには装甲板が取り付けられている。

Mi-24 ハインドD 攻撃ヘリ [露、東、輸]
 Mi-8輸送ヘリコプターを原型に開発されたロシア初の攻撃ヘリコプター。西側の攻撃ヘリコプターに比べるとかなり大型の機体。最初の量産型ハインドAでは、3名が搭乗する大型のコクピットを持ち、キャビンに8名の兵員を搭載することができる攻撃・輸送ヘリコプターであった。しかしハインドDからはタンデム複座のコクピットとなり、攻撃任務中心に変わっている。

Mi-28N ハボック 攻撃ヘリ [露]
 ロシアでホーカムと並行開発されている最新鋭攻撃ヘリコプター。動力やローターはハインドのものを改良して使用している。保守的な設計で、細長い胴体にタンデム複座、機首に機関砲を装備するなど、コブラやアパッチによく似ている。N型はL.B.アパッチに相当するタイプで、赤外線暗視装置のターレットやマスト・マウンテッドサイトなどが追加されている。

AH-64 アパッチ 攻撃ヘリ [米、イ]
 夜間や悪天候でも行動でき、対戦車戦闘を遂行できる先進攻撃ヘリとしてアメリカ陸軍が開発した重装備攻撃ヘリコプター。1983年量産開始。夜間行動を可能にする暗視ゴーグルや各種ハイテクセンサーを装備し全天候行動能力を持つ。機体は極めて頑丈につくられていて23mm弾の直撃にも堪えられる。ローターも複合材製で被弾に強くできている。

AH-64D L.B.アパッチ 攻撃ヘリ [米]
 AH-64をベースにした発展型で、主ローターマスト上にミリ波レーダーを搭載して、索敵攻撃能力を高めている。本機は、現在世界最強の攻撃ヘリコプターである。レーダーは前方監視赤外線装置や光増強TV装置が役に立たない雨、霧、霞の中でも目標の追跡が可能。地形を読み取ることができるので、航法援助手段としても使用できる。エンジンも強化され機動力も高い。

RAH-66 コマンチ 偵察ヘリ [米]
 アメリカ軍が現在開発中の最新鋭の偵察、軽攻撃ヘリコプター。現在のAH-1攻撃ヘリとOH-6、OH-58、観測、索敵ヘリを1機種で代替する新世代ヘリコプターだ。ヘリコプターとして初めてステルス設計を取り入れたのが最大の特徴。ステルス性のため、外観は複雑な曲面と直線からなり、着陸装置も引き込み式、武装も機関砲以外は機内搭載となっている。

OH-1 偵察ヘリ [日]
 陸上自衛隊の次期観測/偵察ヘリコプターで、1996年に開発開始。最高速度250km/h、航続距離720kmと、現用機のOH-6に比べ運動性能、特に夜間での大幅な性能向上を図られていることが特徴。要求性能に合致した製品が海外にないことなどから、国内で独自開発することになり、川崎重工で開発が進められ1998年時点で4機が試験飛行中である。

 

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