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| WEAPONS MANUAL 007 |
T-62 主力戦車 [露]
1950年代半ば画期的な対戦車砲として開発された滑腔砲U-5TをT-55に搭載することが検討され、1957年にプロトタイプが、1960年にT-62として正式に生産が開始された。旧ソ連では1970年まで生産され、旧チェコスロバキアでは1978年まで生産されていた。
T-64 主力戦車 [露]
ロシアがT62に続いて開発した世界初の第3世代戦車。様々な新機軸が取り入れられた野心作だ。主砲には初めて125mmという大口径滑腔砲を採用。乗員数削減のため自動装填装置も装備された。エンジンには新型の水平対抗ディーゼルエンジンを採用し、改良型のT-64Bでは、いち早くレーザー・レンジ・ファインダーや砲発射ミサイルが装備された。
T-72 主力戦車 [露、東、輸]
T54/55、T62に続くロシアの戦後第3世代主力戦車。1960年代半ばに開発が開始され、70年代から就役している。これは最初の第3世代戦車T64を補う目的で製造されたものの、保守的な設計で信頼性の高いことなどから多数生産され、事実上の主力兵器の地位を占めるようになった。輸出もさかんで、安価でお買い得ということもあり、東欧、中東諸国で広く使われている。
T-80 主力戦車 [露、東]
T-64を発達改良させたロシアの第3世代戦車。最大の特徴はガスタービンエンジンの装備で、良好な機動力を得ている。装甲や内部機器には様々な改良が施され、中性子爆弾に対する防御装甲も装備された。主砲はベースとなったT-64と同じだが、後期型ではミサイルが新型となった。様々な改良型が存在し、リアクティブ・アーマー等増加装甲やミサイル防御装置も採用された。
T-90 主力戦車 [露]
ロシアの第3世代戦車、T-72の改良型。1993年に生産が開始されたT-90は湾岸戦争で評判を落とした防御力、攻撃力の強化が図られた。防御力強化のために車体や砲塔にアクティブ・アーマーや増加装甲が取り付けられ、武装はT-80と同じ改良型となった。西側第3世代戦車に対抗できるかは微妙だが、第3世界の主力戦車としては十分だろう。
M60A3 主力戦車 [米、イ]
1950年代末、100mm砲を搭載したT54が東欧に多数配備され、対抗するために開発された。開発を急ぐため前作のM48戦車の設計を大幅に流用して、攻撃力の強化と航続距離の向上を図っている。主砲は105mm砲、エンジンはディーゼルエンジンを採用。M60A3では、弾道コンピューター、レーザー・レンジ・ファインダーが装備され、大きく戦闘力が向上した。
M1A1 エイブラムス 主力戦車 [米]
1970年代に開発が始められ、1981年に採用された戦後第3世代の戦車。外形はそれまでのアメリカ戦車を一新し、車体、砲塔ともに平面板の組み合わせになっている。これはスペースド・アーマーや複合装甲などの新型装甲採用の結果だ。改良型のM1A1では、攻撃力を増強するために、主砲が120mm滑腔砲に変更されている。湾岸戦争で大活躍した戦車だ。
69式戦車 主力戦車 [中]
大量のT-54をソ連から受け取り、さらにソ連の援助でライセンス生産することとなり人民解放軍の主力戦車となった59式戦車の改良型である。1960年代から開発が始まっていたようだが量産が開始されたのは1980年代であると推測されている。珍宝島事件で捕獲したソ連のT-62を参考にしているらしく随所にその影響が見られる。
80式戦車 主力戦車 [中]
1985年に69式3型としてて公表され1986年に80式と改称された。基本的には79式戦車をもとにソ連のT-72を参考にした技術を導入しているという感じで、まとまっているが、設計思想は59式戦車から根本的に変わっていない。
90式戦車2型 主力戦車 [中]
125mm滑腔砲を搭載した80式戦車が85式戦車なら、車体も新しくしたのが90式戦車である。外見的にもソ連のT-72戦車の色が濃く現れており、開発元でも「T-72の砲弾がそのまま使える」と豪語する。現在パキスタン陸軍がこの車体をベースに新型主力戦車を開発すると表明しているが、中国での採用は表明されていない。
74式戦車 主力戦車 [日]
74式戦車は戦後日本の第2世代の主力戦車で1975年から生産が開始された。諸外国並の105mm主砲を採用、弾道計算機とレーザー・レンジ・ファインダーを備え、高い攻撃力を得ている。車体砲塔とも、日本の国土に合わせた小型軽量化を進め、耐弾性の高い形状で、防御力の向上を計った。油気圧サスペンションにより車高や左右傾斜の変換が可能で、傾斜地での戦闘に有利。
90式戦車 主力戦車 [日]
自衛隊が1970年代末から開発を始めた戦後第3世代戦車。1990年より量産が開始され、現在最新鋭の装備を誇る。主砲には120mm滑腔砲を、車体、砲塔の主要部には新型複合装甲を採用。日本の国土に合わせた小型化が計られており、西の第3世代戦車より一回り小さい。主砲には自動装填装置を採用。乗員は3名で射撃指揮装置には高度な電子機材がフル装備されている。
レオパルド1 主力戦車 [独、欧]
レオパルド1は旧西ドイツが戦後初めて開発した主力戦車で、量産開始は1963年。車体は低平なデザインの溶接鋼板の組み合わせで、砲塔は被弾経始の良好な丸みを帯びた鋳造製である。主砲は105mm砲でエンジンにはディーゼルエンジンを採用。生産中、装甲防御力の強化や射撃指揮装置の改良による攻撃力の向上が図られ、各種の改良型が派生している。
レオパルド2 主力戦車 [独、欧、輸]
旧西ドイツの戦後第3世代戦車の先駆。車体に複合装甲を初めて採用し、それまでの常識を覆す角張った外形をしている。西側の共通戦車砲となったラインメタル製120mm滑腔砲を採用。コンピューターを駆使した射撃指揮装置は、命中精度が高く、機動力も良好で、リミッターをかけて70kmに制限するほどだ。攻守走3拍子そろった世界最強戦車。生産開始は1979年。
レオパルド2改 主力戦車 [独]
レオパルド2は優れた第3世代戦車だったが、各国がそれに匹敵する戦車を作り出すと次第に見劣りしてきた。これらの新鋭戦車に対抗すべく改良が行われることになった。改造はKWSストゥーフェン1、2と呼ばれ2001年までに行われる予定である。改造の内容は増加装甲パックの追加と主砲を長砲身のものと換装し、射撃指揮装置の近代化で、改造後はレオパルド2A5と呼ばれる。
チーフテン 主力戦車 [英、小、輸]
センチュリオンに代替すべく、イギリスが開発した主力戦車で、1960年に試作が完成、1965年に実戦部隊へ配備された。防御力向上のため、車体砲塔設計に意を注ぎ、重装甲も自慢。主砲には当時から他をしのぐ120mmライフル砲が採用されているのも特徴。その代わり機動力が劣るのが欠点で、生産途中でエンジン出力の強化が行われたものの、常に弱点であり続けた。
チャレンジャー 主力戦車 [英]
1970年代にチーフテンの後継車輌として開発に着手したMBT-80が経済不況とコスト高から計画そのものが中止され、次期主力戦車にはチーフテンの改良型であるFV4030/2をベースに実用化が進んでいた複合装甲チョーバム・アーマーを取り入れ、外見上の手直しを施しチャレンジャーとなった。
チャレンジャー2 主力戦車 [英]
チャレンジャー2は、チーフテンから発展したチャレンジャー戦車の改良型。1988年より開発が始められ、1990年代半ばに配備された最新鋭主力戦車である。イギリス戦車伝統の防御力重視設計でチョーバム・アーマーの採用の他、ステルス塗料塗布や赤外線放射低減などの配慮が盛り込まれている。主砲は120mmライフル砲を再び採用、機動力はあまり重視されていない。
メルカバ Mk2 主力戦車 [イ]
1960年代末チーフテンの供給を破棄されたイスラエルが国産の主力戦車の開発を開始し、1974年にはプロトタイプが完成。1979年4月からメルカバMk.1の配備が始まり1982年のレバノン作戦に参加した。そのレバノン作戦での戦訓をふまえたうえでの改修型がMk.2である。
メルカバ Mk3 主力戦車 [イ]
イスラエルが開発した国産戦車。徹底して防御力を重視した異色の戦車だ。デザインは非常に斬新で、特にエンジンを前方配置としたのは被弾時にエンジンを防御に使おうという発想だ。装甲は二重、三重になっており、空所は燃料タンク等になっている。Mk.1、Mk.2には105mm砲を搭載していたが、Mk.3には120mm砲を搭載し、攻撃力も遜色ないものになった。
AMX30 主力戦車 [仏]
1956年フランス、イギリス、西ドイツ、イタリアの共同でヨーロッパ諸国共通の主力戦車の開発が計画され1958年にフランスと西ドイツにおいて独自の設計が始められた。結局、設計思想の違いから共通の主力戦車の開発計画は空中分解し、フランス陸軍は自国で設計・試作していたAMX-30を制式採用した。
AMX ルクレール 主力戦車 [仏]
フランスが開発した最新鋭の西側第3世代戦車。1980年代初めに開発に着手され、1992年から引き渡しが始められた。主砲には他より砲身の長い120mm滑腔砲を、防御材には複合装甲が採用された。新しい発想としてパッケージ装甲という方式が取られており、修理や将来の発展が容易になった。電子装備にも力が入れられていて、戦車として初めてのシステム化もされている。
− 退役戦闘機 −
M48 主力戦車 [米]
M47戦車が、開発を急ぎすぎ不満足なものとなったため、アメリカ陸軍はM47戦車の後継の主力戦車開発をクライスラー社に依頼し、完成したものがM48である。初期の車輌は90mm砲を装備していたが、後に105mm砲に換装され攻撃力を強化している。なお、量産の開始は1954年である。
M60 主力戦車 [米]
M48の後継車として、旧ソ連のT-54/55シリーズに対抗するために開発されたもので、現在アメリカ陸軍ではほとんどが退役している。M60の開発は1956年。M48A2をベースに主砲とエンジンを換装し改修したものをプロトタイプとし、1958年に制式採用された。
61式戦車 主力戦車 [日]
戦後はじめて日本で開発された主力戦車。採用は61年で、技術的には特に目立ったものはないが、90mm砲を装備し、当時の主力戦車として水準は満たしていた、無難な仕上がりとなっている。現在は旧式化してしまったので自衛隊からも退役しつつある。