RECONNAISSANCE PLANE
偵察機一覧
‐ その他の固定翼機 ‐

偵察機 / 艦載警戒機 / 早期警戒機 / 対艦哨戒機 / 輸送機 / 空中給油機
WEAPONS MANUAL 003
 

RF-4 偵察機 偵察機 [米、英、イ、日、小]
 F-4から発展した全天候偵察機。偵察機への改造に当たっては機首部分が変更され、偵察機器室を設け、前方、側方、下方にカメラ窓が開け各種カメラが搭載されている。夜間撮影用には後部胴体に照明弾が塔載されていて、これで撮影するが、赤外線探知装置を用いた高度な偵察も可能。前方側方監視レーダーも搭載しており、霧の中でも敵の動きを探すことができる。

MiG-25R 偵察機 偵察機 [露、東]
 戦闘機型の就役とほぼ同時に製作された偵察機型。機首部分の設計を変更、レーダーを撤去して偵察機器を搭載している。フォックスバットBではカメラと側視レーダーを搭載、改良型のフォックスバットDでは改良型の側視レーダーと電子情報収集装置を搭載する。普通非武装の偵察機の中で異例なのは爆弾塔載が可能なことで、偵察と同時に攻撃任務にもあたるらしい。

ミラージュF1 偵察機 偵察機 [欧、輸]
 ミラージュF1から派生した偵察機型で、フランス空軍向けの主力であるF1Cを改造してカメラその他所定の偵察機材を塔載。ミラージュF1は平凡な機体だが汎用性が高く、偵察型も戦闘型同様使いやすい機体である。おもしろいのは攻撃能力が残されていることで、エクゾセミサイルを装備して、偵察哨戒を行ない、必要に応じて対艦攻撃任務を行なうことも可能となっている。

E-2C ホークアイ 艦載警戒機 [米、イ、日、小]
 空母部隊の上空にあって敵の接近を警戒する艦載早期警戒機。背中にロートドームを背負った双発ターボプロップ機で、空母塔載のため主翼は折り畳み式。機体の設計自体は変化しないが、内部の電子機器の更新は絶え間無く続けられており、現在の機体の性能は当時の機体とは雲泥の差がある。最新鋭型では半径500kmの空域の650目標を同時に監視することが可能。

E-3 セントリー 早期警戒機 [米、英、欧]
 現在世界最高水準の能力を持つ早期警戒管制機。大威力のレーダー、電子装置を搭載して空中を警戒し、脅威に戦闘機を誘導する空飛ぶ防空指揮所である。ボーイング707を改造してレーダー、電子機器を搭載したもので、背中に載った皿のようなレーダーアンテナが特徴。探知距離は最大800km、600個の目標を探知し、200個の識別ができる能力を持つ。

A-50 メインステイ 早期警戒機 [露、東]
 ロシアの開発した本格的早期警戒管制機。80年代半ばに実用化された。I I-76輸送機をもとに開発され、アメリカのE-3同様背中に目立つレーダーアンテナを収めたロートドームを塔載している。低空飛行する巡航ミサイル監視に威力を発揮する。早期警戒だけでなく、戦闘機の要撃管制も行なうが、旧来の音声を用いた管制だというから、能力的には西側よりかなり劣る。

P-3C オライオン 対潜哨戒機 [米、日]
 アメリカが開発した大型対潜哨戒機。ロッキード・エレクトラターボ・プロップ旅客機を母体に開発された。レーダー、磁気探知機、ソノブイなどを使い潜水艦を探知、ロケット弾、爆雷、短魚雷などで攻撃する。本機は飛行性能がよく、広い快適な与圧キャビンを生かし各種機材を搭載でき、世界最良の対潜哨戒機といわれる。ハープーンを装備しての対艦攻撃も可能。

IL-38 メイ 対潜哨戒機 [露]
 ロシアが開発した大型対潜哨戒機で、イリュ-シンI I-18ターボ・プロップ旅客機を母体に開発されたが、原型から相当に改造されている。レーダー、磁気探知機、ソノブイなどの探知機材、ロケット弾、爆雷、短魚雷などの攻撃武装を搭載する。航続性能、搭載能力ともにオライオンに劣っている。対艦ミサイルの運用能力も持つらしい。

アイランティック 対潜哨戒機 [欧、輸]
 イギリスを除くNATO軍標準の対潜哨戒機として開発された機体。オライオンやニムロッドより小型な、双発ターボ・プロップ機で、73年で生産は一旦終了した。その後80年代に対潜能力の向上をねらって改良型が開発され、生産に移されている。機体規模が劣るため航続性能、搭載量がやや劣るが、全体的な能力は諸外国の機体に見劣りすることはない。

ニムロッド 対潜哨戒機 [英]
 イギリスが開発した世界最初のジェット旅客機コメットを母体に開発された大型対潜哨戒機。航続性能を向上させるためターボ・ファンエンジンを搭載している。67年初飛行し、69年から実戦配備されている。対潜用には所定の各種探知機材、各種攻撃武装を搭載。その他マーテル空対艦ミサイルやAS12空対地ミサイルまで搭載でき、攻撃能力が高いのが特徴である。

C-17 G.マスターV 輸送機 [米]
 アメリカは、世界中どこにでもすぐに部隊を派遣する能力を維持しているが、それを支えるのが輸送機部隊である。C-5に準じる搭載量と、C-130同様の前線運用という要求に応えて製作されたのが本機である。STOL性を高めるためエンジン空気の翼面吹き付け装置を持ち、スラストリバーサーも備える。搭載量を増すためずんぐりした太い胴体が特徴となっている。

IL-76 キャンディッド 輸送機 [露、東]
 軍用、民間、アエロフロートなどで広く使われているロシアの大型貨物輸送機。貨物室の容積を広くとるために肩翼配置を採用、胴体下バルジに主脚を収納し、胴体後部をランプ式にするなど貨物機としての定番の装備を持っている。全天候運用のため、コンピューターを使った自動航法装置、自動着陸装置を備えている。前線飛行場の短い滑走路での運用も可能。

川崎 C-12 輸送機 [日]
 航空自衛隊の主力戦術輸送機として初めて国産された機体。前線飛行場での運用のためSTOL能力向上に力が入れられ、巧妙な高揚力装置が取り入れられている。また暗夜、濃霧などでも運用できるよう、高度な電子航法装置も採用されている。機体の構成は肩翼、バルジの主脚、後部ランプと標準的で、貨物室内には張りだしを設けないよう留意されている。

トランザール C160 輸送機 [欧、輸]
 旧式化したノール・ノラトラに代えて、フランス、西ドイツが共同で開発した中型の戦術輸送機。太い胴体に直線翼、プロペラエンジン2基という平凡か形態をしているが、使いやすくて汎用性が高い。生産は一旦73年に打ち切られたが、81年に再開されていることも本機の優秀性を示している。なお再生産型では空中給油の受油装置が追加されている。

C-130 輸送機 [英、イ、小]
 世界60カ国で主力輸送機として活躍してきた長ロングセラー輸送機。本機は、アメリカ初の空軍陸軍統合仕様設計である。空軍の要求する高高度を長距離移動できる能力と、陸軍の要求する大量輸送の両方を満たす機体として設計され、アメリカ初のターボプロップ機となった。輸送だけでなく、空中給油や海難救助から対ゲリラ戦用まで、バリエーションも多い。

空中給油機 空中給油機 [米、英、イ、日、小、露、東、輸、欧]
 現代戦では欠かすことのできない支援兵器のひとつ。主に固定翼航空機に、空中を飛びながら燃料を補給し、その航続力を大きく向上させることができる。アメリカのKC-135、KC-130、ロシアのI I-78など輸送機や旅客機を改造したものが多いが、爆撃機や攻撃機から改造されるものもある。フォークランド紛争や湾岸戦争でも多用された。

 

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